【旅】三重(3) – 食事と旅のまとめ
- 準備とスケジュール
- 日々のアクティビティーと食事
- 2日目と3日目 : 庭の作業 (ここ)
- 食事・旅のまとめ (ここ)
今回は友達が毎日大人4人、子供5人の献立を綿密に考えて用意してくれました。以前にもお家に泊まったことがあったので、もちろん分かってはいたのですが、彼女のおもてなしには本当に感心しましたし、ありがたい気持ちでいっぱいです。東京に戻ってきてからも、彼女のバランスの取れた毎日の食事を取り入れたいと思うほどでした。
食事
1日目
夕食:チラシ巻き寿司
子供たちが自分の好きな食材を選んで作りながら食べることができるので、飽きずにとても楽しい食事の時間になりました。
2日目
朝食:ちょっとアメリカンな朝食
夫もハウスメートだった友達もアメリカ中西部出身なので、慣れていそうな内容です。
ランチ:トンカツ、マッシュポテト、サンドイッチ、キヌアサラダ、オクラドーナツなど
庭にテーブルを出してみんなでワイワイと食べるランチ。本当にご飯が進みますね。特にオクラで作ったドーナツは絶品で、私は作りながら、また食後に多分10個くらい食べてしまったと思います。笑
夕食:アメリカン風メキシカンフード(アメリカン風というのは、夫が後であれは本当のメキシカンとは少し違うとコメントしていたので、笑)
アメリカはメキシカン人口が多いので、メキシカンフードが日常生活に溢れていますよね。私もタコスが大好きです。今回は自分で作るタコス。また、みんなで選びながら食べることができるので、とても楽しく食事をすることができました。
3日目
朝食:おにぎりと味噌汁、ヨーグルト、サラダ。
とてもバランスの取れた和食でした。子供たちもおにぎりには目がないですよね。
普通のご飯だと食べないのに、おにぎりになった瞬間食べたがるの、、、なんでなの?
ランチ:たこ焼きとサラダなど。
たこ焼きはうちの長女の大好物です。友達のご両親と兄弟の家族も一緒に来て、つくりだてのたこ焼きを一生懸命冷ましながら食べていました。
夕食:三重県は松坂牛が有名ですが、実は地鶏も有名です。沢山の野菜と地鶏焼きのバーベキューが夕食メニュー。
お友達のママは小麦アレルギーがあるうちの息子を心配して、直接米粉で作ってピザも焼いてくれました。本当に心優しいみんなに感謝です。雨の中でしたが、子供たちもキャンピングカーの隣で三々五々集まり、食事の時間を楽しみました。ただ焼いただけなのに、みんなで集まって食べると野菜がこんなにも美味しいのかと感じました。
3日間、毎日楽しく素晴らしい体験型の献立でした。
旅からの学びと感想
2009年に知り合って以来、人生の様々なステージを遠くから見守っている友達夫婦。子供ができてからは、じっくり話をするのもなかなか難しいですが、食事の準備の合間に話をするたびに盛り上がり、いつもとても良い影響を受けています。
特に彼らは何か実現したいことがあると、出来ることからすぐに、粘り強く育てていき結果を出してきているところに尊敬の念を抱きます。今回はそれが古民家再生で、空き家を見つけ出し、磨きをかけ、唯一無二の宝に仕上げました。アイデアを実現するまで何年も物件を探し続け、それを形にするまで友達夫婦は諦めませんでした。その道をサポートした家族や地域の方々を含め、本当に素晴らしいと感じました。
子育ての話
友達の長男は既に小学校2年生になり、普通の公立小学校に通っていますが、週に3回は個人的にモンテッソーリの数字の個人レッスンを受けているとか。しっかりとしたモンテッソーリ園になかなか出会えない東京に住む我々からすると、とても羨ましい環境です。小学校では反復による数字の練習が多く、子供たちはそれをとても退屈だと感じているそうですが、モンテッソーリ環境だと自分にあった自由と挑戦をすることができるのがモチベーションに繋がっているようです。
私が今回子供たちを連れて行って特に良かったと感じたのは、家の窓から外で自由に遊ぶ子供たちを見守りながら何かができるということでした。東京では、外で遊ばせたいと思った場合は必ず大人が付き添って、周りにとても気を遣うことになります。通行者に迷惑をかけないように、不審者や自転車、車などから子供を守るためにも、気ままに遊ばせたくてもなかなかそれができず、ついつい注意ばかりすることになることが多いですが。何も気にすることなく、ただただ何かに夢中になって走り回る子供たちをみるだけで幸せでした。
色んな事情で田舎に移住することは難しいかもしれませんが、旅行に出て都会ではできない、大人の干渉なしで我を忘れて自然のなかで子供たちを自由に遊ばせられる環境にいられるたことに、本当に感謝しています。
バイリンガル教育
友達夫婦は英語モンテッソーリ幼稚園を運営しており、アメリカと日本の国際結婚なので、よくバイリンガル教育が話の話題になります。日本では小さい頃にはしっかりと日本語を学習しないと後で混同することになったり、基本的な言語能力に問題が生じたりするといった話も聞かれます。
ただ私が知っている数多くのバイリンガル・マルチリンガルの子供たちと大人をみている限り、言語の敏感期である6歳までに外国語を習得できる環境を作ることは多くのアドバンテージが多い、つまり、ポジティブ要素がネガティブ要素を遥かに超えると思うため、基本的にその意見に同意しません。
例えば、私の夫は幼児期に4歳、6歳、また7歳から駆使するメイン言語が何度も変わり異なるにも関わらず、言語による混同は起こっていません。逆に彼は自然にマルチリンガルとして育ち、様々な文化や言語に適応する能力も高くなりました。私のヨーロッパ人の友人たちも、ほとんどの人が母国語以外に2ヶ国語を自由に操り、幼少期から多言語環境に慣れ親しんでいます。
我々の子供たちも今5歳、3歳児ですが、どちらかが前に進んだり、遅れたりする事が一時期見られますが、日本語と英語を自由に操れるようになっています。彼らと話をしていると相手次第で違う言語で返事が返ってきます。
うちは家では英語、保育園では日本語を、友達家族だと兄の方は小学校とママとは日本語、パパとは英語、弟はパパと幼稚園が英語、ママとは日本語になっているようですね。彼らのモンテッソーリ幼稚園の友達は幼稚園では英語、家では日本語となっているようで、日本語の方がもちろん強いですが、英語での会話にも慣れていて、普通にコミュニケーションが取れます。
もちろん小さい頃に色々な言語を学び、使えるようになっても、それを簡単に維持できるわけではありません。語彙や文法の覚えやすさは、年齢が上がるにつれて低下することが知られていますし、大学レベルに達した言語を維持するためには、日常生活で少なくとも3割はその言語を使う必要があると言われています。
また親が母語と異なる言語を話す場合で、子供は両方の言語を完璧に習得するためには、対象言語を使い分ける環境や切り替える力が必要になります。バイリンガル教育を実践し、結果に繋ぐためには慎重な計画と準備が必要そうですね。その計画の一環として、我々夫婦はこれからもどんどん遊びながら多言語を話せる友達の輪を作り、言語を学ぶことが勉強になる前に自然に維持できるようしていきたいと思っています。
まとめ
今回子供を3人も連れてお邪魔し、食べ食いして3泊4日泊らせてくれた友達夫婦には感謝しかありません。今は3番目の子がまだまだ離乳食、睡眠とも安定してないため、あまり手が話せず私は割と彼女に付きっきりになったので、友達夫婦との会話や野外活動にはあまり参加出来ず残念でしたが、子供たちは今回最高の体験をできたと思います。
今回はまったり、自然の流れに身を任せて過ごしてきた旅でしたが、いつもと違った今回の旅、いつまでも癒しの旅として記憶に残ると思います。一緒に敷いた庭の芝生が地面に強く根付いた頃、また暑くなったきた季節に遊びに行きたいな…考えるだけで幸せな気持ちになりました。
それではまた次回を楽しみにしながら、三重への春の旅について読んで頂き、ありがとうございました!