【Montessori 】モンテッソーリとの出会い
皆さんはモンテッソーリ教育についてどのようなイメージをお持ちですか。
個人的な印象ですが、ここ数年でモンテッソーリ教育の著しい広まりが目立ち、その理解も深まってきている気がして嬉しい反面、教具の使い方や手先の練習だけに力を入れる偏った導入の仕方もよく見るようになりました。
私がモンテッソーリ教育をモンテッソーリ教育と認識しはじめたのは第一子を妊娠中の時でした。
腰痛に悩まされ訪れた治療院で私の針鍼灸を担当された方がお子さんをモンテッソーリ幼稚園に通わせていました。
子供とは思えないほどの自立心を持つ、心優しいお子さんのエピソードを聞きながら、自分の子供もモンテッソーリ幼稚園に通わせたいと思っていたんです。
そしてちょうどその頃、地方で英語の先生をしていた夫の友人が自宅を改造してモンテッソーリ幼稚園を始めたと知りました。
第二子、第三子が生まれ、モンテッソーリ教育について知れば知るほど、私は心を動かされ、子育てをする皆んなに知って欲しい素晴らしい指標となるものだと確信するようになりました。
そして自分でもモンテッソーリ教育への理解をさらに深めようと資格を調べていたある日、私は昔のアルバムの中から2枚の写真を見つけ、驚きました。
全く記憶にないのに…
自分がモンテッソーリの教具に囲まれた部屋で「お仕事」をしている姿でした。
数年に一度引っ越しを繰り返していた幼児期、母は教会附属の幼稚園に2年間私を預けていたのですが、実はそこがモンテッソーリ幼稚園だったようです。
信じられない気持ちでその幼稚園を検索してみると…
やはりそこはその時代には数少なかったモンテッソーリ教育を取り入れていた幼稚園でした。
無意識にしかない、全く記憶にないあの頃の体験が、もしかしたら私をここに導いてくれたのかな、とただの偶然が運命かのように感じました。
両親が離婚し、貧しい家庭で育ちながらも、真っ直ぐに道を外すことなく育ったのは、吸収精神を持つ幼児期、しっかりした基礎が築かれていたからかもしれない、と思えました。
そして今は、日々モンテッソーリの教えに助けられながら子育てをしています。
今後はこれまでモンテッソーリ教育について学んだ事や日常生活で子供たちとのエピソードを皆さんと共有し、1人でも子育ての大変さが少し軽くなれば良いと考えています。