【宮古島】無計画で旅立った宮古島

noanne

今回の宮古島旅行は、完全に“成り行き”で決まりました。

コロナ禍が落ち着き始めた頃に交換しておいたマイルは、気づけば2年が経ち、有効期限ギリギリ。しかも国際線ではほとんど使い道のないANAマイルが、「とにかく日本国内のどこかへ行かなくてはならない理由」を私たちに与えてくれました。

行き先をぼんやり考えながら、「安く、何もせずにぼーっとできる場所」を探し始め、自然と沖縄周辺の離島を見ていくことに。

そうして、オフシーズンで暖かい海があり、ほどよく静かな雰囲気。
その条件を満たしていたのが宮古島でした。

11月末の空き日程に合わせて航空券を押さえ、宿とレンタカーを“とりあえず”予約。
そのあとは、また慌ただしい日常へ戻っていきました。

ー 準備は、完全に後回し。

10月から11月にかけて、夫も私も仕事と育児に追われ、終わりの見えない保護者面談、行事、運動会、遠足、誕生日、義両親の訪問… 日本は10月から本当にイベントが多い。

毎日をこなすだけで精一杯で、旅行の準備どころか、ゆっくり会話をする時間さえありませんでした。

「そろそろ準備しなきゃ」という思いは、ずっと頭の片隅にあったものの、

「まあ、なんとかなるでしょ」で置き換えているうちに、気づけば出発前日。

前日の夜、ようやく空港リムジンバスを予約し、その日の作業を終えてから、現地の天気を調べ、荷造りを開始。
…さすがにひどい。

そしてこの“無計画さ”の代償を、旅の途中で少し払うことになります。

出発当日の朝9時。
家を出てしばらくしてから、電子機器の充電に必要な充電器を、すべて置いてきたことに気づきました。バスの時間があり、取りに戻ることもできず。

普段必ず持ち歩いているイヤホンも、モバイルバッテリーもない。
これはなかなか、です。

「もう少し大きくなったから大丈夫だろう」と思っていたリムジンバス。
価格のわりに早くて便利ではありましたが、2歳半の子どもに30分じっとしてもらうのは、ほぼ不可能なミッション。

お菓子、水、スマホ動画を総動員して、なんとか空港に到着しました。

いつもの我が家の装備。
大きなバッグ+小さなバッグ+6.5kgのベビーカー。
小さなバッグの半分は、だいたいオムツです。

心の余裕が豆粒サイズになった状態でチェックインしていると、飛行機の遅延案内。

後で知ったのですが、ANAの国内線は遅延が多いことで有名なのだとか。
(ショッピングポイントをすべてANAマイルに変えたことを後悔したのは、これが初めてではありません。)

1時間以上の遅延で、思いがけず時間に余裕ができたのは、結果的にはよかったのかもしれません。

展望デッキで飛行機を眺め、昼食をとり、アイスクリームまで楽しむ時間がありました。

「出発しなきゃ」という緊張感が少しずつほどけ、ようやく旅気分になってきます。

2歳児とのフライトは、ほぼ修行です。

国内線では、満3歳までは座席が不要。
それでも「マイルを使うし、きっと大変だから」と座席を取ろうと言ってくれた夫の判断には、心から感謝しました。

末っ子を連れて飛行機に乗るのは、今回で6回目。
これまでは、夫が上の子たちと座り、私が末っ子を膝に乗せるスタイルが定番でした。

今回、末っ子用に座席を確保して、ようやく「国際線では2歳から座席が必要になる理由」が分かった気がします。

2歳になる直前に乗った時とは、まるで別人。
もう母の膝に座るのも、少し遊んで授乳しながら眠るのも拒否。

姉や兄が見ている動画を一緒に見たがり、
抱っこ紐で寝かせようとすると、全身をよじって泣き出す。

こうして、「お昼寝させて静かに過ごす」という私の計画は、完全に崩れました。

以前、長男が2歳半の頃に韓国へ行き、あまりの大変さに泣きそうになった記憶がよみがえります。

結局、機内で末っ子を静かにさせる方法は、ひたすらお菓子を差し出し続けることだけ。

底の抜けた桶に水を注ぐようにおやつを供給し続け、到着40分前あたりで、ようやく眠りに落ちました。

その日のエネルギーをすべて使い切った頃、私たちは宮古島に到着していました。

ABOUT ME
noanne
noanne
18歳まで海外旅行の経験もないモノリンガルとして育ち、英語はむしろ苦手な科目。その後、自分に合う外国語学習法に出会い、26歳で3カ国語を使うようになる。大学卒業後は外資系企業でマーケティングの仕事を経験し、のちに英語圏の大学院でMBAを取得。言語や文化、学ぶ環境が人の成長に与える影響を、仕事と実体験の両面から考える。

子どもの成長への関心から、AMI(国際モンテッソーリ協会)の0–3歳/3–6歳向けオリエンテーション(アシスタント)コースを英語・日本語で修了。理論として学んだことは、現在の子育ての中で日々実践の軸になっている。現在はイラストレーターとして活動しながら、8歳・6歳・3歳の子どもを育て、日本語と英語の両方に触れる環境を大切にし、子どもたちはそれぞれのペースでバイリンガルとして成長中。

このブログでは、バイリンガル育児、子どもの発達、家族での旅をテーマに、「理論だけでも、経験だけでもない」視点から日々の気づきを綴る。答えを教える場所ではなく、迷いながら育て、学び続ける過程そのものを共有したい。
記事URLをコピーしました